どうも、まさひろです。
最近、副業に取り組んでいることもあり、なかなか読書ができていなかったのですが、久しぶりに「孫子」を読み直しています。
百戦戦って、百戦勝つことは、愚か?
100回戦って、100回勝つことは、一回も負けてないということで、とても良い状況であると思いませんか?
一回も負けてないので、自分の強さに自信を持ちますよね?
でも、「孫子」では「100回戦う」時点で、最善の策ではないと言い切っています。
「いやいや、戦いに全部勝ってるんだから、文句なんてつけれないでしょう?」
て思いますよね。
でも、「孫子」ではそう書かれていません。
戦っている時点で、ダメ
最上の策とは、
「実際に戦わず敵の軍事力を屈服させること」
戦っている時点で、ダメってことです。
戦いにともない味方にも損害が出ているので、たとえ勝ったとしても、無傷ではいられません。
調略や策謀を駆使して、戦う前から相手の戦意を奪い、戦わずして勝つ。
これこそが最上の策だと「孫子」は説きます。
ビジネスでも、いかに戦わないかが成功のカギ
この「戦わずして勝つ」。
ビジネスで成功する場合にもとても大切な要素です。
競争している時点で負けなんですね。
いかに競争をしないか?
誰も参戦していない市場に目をつけて、利益をえる「ブルーオーシャンズ戦略」が最高です。誰とも競争しなくていいので、利益を自分だけで総取りすることができます。
けれども、情報の伝達が速い今は、誰もいない「ブルーオーシャン」を見つけても、すぐに他に知れ渡ってしまい、ブルーオーシャンはレッドオーシャンに早変わりです。
僕が好きなタピオカドリンクに例えると、タピオカドリンクが、いちやくブームになると、私も私もと次々とタピオカドリンク屋がオープンした状況に似ています。
ブームが去り、これからどれだけのタピオカドリンク屋さんが生き残れるのか…。
個人でビジネスを行う際にも、戦わずして勝つ状態をいかに作り出すことができるのかが、成功への大きなカギになります。
戦わずして勝つためには?
戦わずして勝つためには、競争しないこと。「そんなの、無理に決まってるじゃん!」てツッコミが入りそうですが、たしかにそのツッコミは合ってます。
誰も競争相手がいないブルーオーシャンを見つけても、情報社会の今はすぐに他に見つけられてしまう。
とさきほどお話しさせて頂きました。
また競争相手が思いついてない独自のノウハウを開発して競争しないようにしても、今は情報の伝わり方がとても速いので、そのノウハウはすぐに真似されてしまいます。
そして競争状態に突入。
では、ほんとうに競争しない状態を作り出すのは不可能なのでしょうか?
いえ、ひとつだけ方法があります。
それは、「世界観」を作り出すことです。
ブルーオーシャンはすぐに発見されても、
ノウハウはすぐに真似されても
「世界観」はパクられません。
例えば、Apple。
Appleが作るパソコンやスマホよりも性能や機能が多い製品は数多くあります。
Apple製品のデザインを真似することだってできます。
でも、Appleが作る世界観は真似できません。
人々は、Appleの性能や機能性よりも、その世界観に憧れを持ちます。
そしてその「世界観」に触れたいと、Apple製品を購入するのです。
モノや情報があふれている今。
企業も個人も、いかに他が真似できない世界観を確立できるかどうか。
それが競争状態を回避して、企業も個人も生き残る術だと考えています。
その「世界観」を確立するうえで、個人においては僕がこのブログやメルマガで推奨している「自分の人生をコンテンツ化する働き方」を学ぶことが最適解です。
今回、「孫子」を読んで改めて確信しました。
勝負は戦う前から決まっている。
それでは、また!
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