女優・黒木華さん主演ドラマ「凪のお暇」個人的考察ポイント3選!

ドラマから学ぶ

どうも、まさひろです。

僕は幼い頃から、TVドラマが大好きでそのドラマから
人生で大切なことをを学ばせてもらっています。

過去の名作ドラマとともに、
今もリアルタイムで 次々と素晴らしいドラマが放送されています。

そんな素晴らしいドラマの数々の中から、
今回は2019年TBS系列で放送された
女優・黒木華さん主演ドラマ「凪のお暇」(なぎのおいとま)について
お話をさせて頂きます。


このドラマ、まさに今、空気を読むことを強いられている現代において
共感度MAXの作品です。

とくに会社や学校、家庭などで空気を読むことに疲れてしまった人にとって
「分かる分かる」ってことが多すぎます。

ドラマ「凪のお暇」出演者は?

↑ドラマ「凪のお暇」公式サイトより引用

 

ドラマ「凪のお暇」は全10話。

原作は月刊誌『Eleganceイブ』で連載中のコナリミサトによる同名漫画。

主役の大島凪を女優の黒木華さん。
凪の元カレ我聞慎二役は俳優の高橋一生さん。
凪が引っ越したアパートの隣の部屋の住人・安良城ゴン役を中村倫也さん
が演じています。

ちなみに黒木華さんはこの「凪のお暇」で
「東京ドラマアウォード2020」の主演女優賞を受賞しています。

※「東京ドラマアウォード」とは「国際ドラマフェスティバル in TOKYO」が主催する賞で日本人として“海外にみせたい” と思う魅力あるドラマ作品を表彰しています。

ドラマ「凪のお暇」あらすじ

↑ドラマ「凪のお暇」公式サイトより引用

 

「わかるー」が口癖の大島凪28歳。

幼い頃から親や周囲の空気を読むことを第一に考えて
周りに同調することでこれまで自分を保ってきました。

そんな「空気を読むこと」を最優先にして生きてきた凪。

ある日、会社の同僚や彼氏の慎二が自分の陰口を言っていることを知り
大きなショックを受けます。

そして彼氏の慎二のある一言がキッカケで心が折れて過呼吸に。

この出来事をキッカケに凪は自分の人生を見つめ直します。

会社を辞めて、
彼氏の慎二や知り合いとの連絡を絶ち
SNSを辞め、携帯を解約。
住む場所も変えて、自分の人生をリセットすることに。

その人生リセットの過程で凪は様々な人と出会い、
その出会いが凪の人生を変えていきます。

ということで、今回僕が選んだ「凪のお暇」の
個人的考察ポイントを3選レビューさせて頂きます。

 

↑ドラマ「凪のお暇」公式サイトより引用

 
まず1つ目のシーン。
幼い頃から母親の期待に応えようと必死に生きてきた凪。
 
母親が期待する子どもになるために、時に自分のことを押し殺してでも
母が悲しまないよう空気を読んで行動してきました。
 
そんな凪が、いきなり会社を辞めて無職になり
髪形も整えず(元々天然パーマ)、安いアパートに引っ越した。
 
なんてことを母が知ったら何を言われるか分からない…。

ビクビクする凪。
 
これまで凪は母に逆らうことなく、母が望むような人生を歩んでいました。
そんな凪にとって、人生をリセットすることは初の母に対する反抗。

この「凪のお暇」では、凪と母とのやり取りを通して、
親子関係を考えさせてくれます。
 
ときに共感できる面が多すぎて、これまで親の期待に応えるように
生きてきた人にとっては、見るのがしんどくなるシーンがあります。
 
そこは注意してください。
 

コインランドリーの一件から見える凪のもっとも大きな問題点

 
 
特に、コインランドリーの一件は、
僕もドラマを見ていて正直しんどかったです。

コインランドリーの一件とは、
あるキッカケから仲良くなった友人の坂本龍子(市川実日子)と
凪が2人でコインランドリーを共同経営しようと計画した件。
 
凪が新たな一歩を踏み出そうとすることを象徴する出来事でした。
 
しかーし、運悪くそんなときに実家の母・大島 夕(片平なぎさ)から
台風で壊れた実家の修繕費を出してくれないかとの相談が入ります。
 
コインランドリー経営のために使おうと思っていた自分のお金を
結局、母の頼みを断り切れずに、実家の修繕費に充ててしまうんです。
 
結果、コインランドリーの経営は白紙に。
 
「母に嫌われたくない」という想いが
「自分のやりたいことをする」という想いに
勝ってしまった瞬間でした。
 
僕もこのシーンはドラマを観ていてもどかしかったです。
 
この凪の「母に嫌われたくない」という想いは
実は母だけに向けられていません。
 
たまたま主語が母になっているだけで、
凪は「〇〇さんに嫌われたくない」という想いがあって
会社や恋人の前でも空気を読んでいました。
 
彼らから嫌われないために、
彼らの思う「理想の自分」を演じる凪。

僕は凪のいちばんの問題は実は「空気を読みすぎる」ことにあるのではなくて、
「自分で自分を肯定できない」自己肯定感のなさがいちばんの問題だと思っています。
 
そんな凪が徐々に変わるキッカケをつかんだのが
新生活先の格安アパート「エレガントパレス」での住人との
出会いでした。
 

【考察ポイント②】自分と似た想いを抱える人たちとの出会い

 
仕事も辞め、彼氏とも連絡を取らず、何もかもを捨て去った凪が新生活の場所に選んだのが
格安アパートの「エレガンスパレス」です。
 
そのアパートの住人はひと癖もふた癖もあるものばかり。
 
・103号室:凪
 
・104号室:安良成ゴン
 
・102号室:白石みすず&白石うらら親子
 
・203号室:吉永緑
 

104号室:安良城ゴンは危険な香りがするモテ男

↑ドラマ「凪のお暇」公式サイトより引用

 
 
104号室に住むゴン(中村倫也)は、人との距離感ゼロの天性の人たらし。
 
彼の笑顔と心地が良い空気感にハマる女子は多く、一度彼にハマると
なかなか抜け出すことができない…。別名「メンヘラ製造機」
 
凪も一時期、そんなゴンにハマってしまうんです…。
 

102号室:白石みすず&白石うららは周囲に合わせる母娘

102号室に住むのは、白石親子。
夫と死別し女手一つで小学校5年生のうららを育てるみすず(吉田羊)。

建築現場で巨大クレーンを操縦するなど現場ではなくてはならない
貴重な存在として建築会社で日々働くみすず。

仕事が多忙で日中は留守にすることが多く、
娘のうらら(白鳥玉季)は鍵っ子。

幼い頃、同じく鍵っ子だった凪は、自分の幼い頃と境遇が似ている
うららと仲良くなり、母のみすずとも付き合いが始まる。

みすずは、うららの学校での立場を考えて、学校のママ友との
ランチ会に参加することも。

そのランチ会では、たびたび他のママ友にマウンティングされがち。

一方、娘のうららは、自分が母のみすずと住んでいる格安アパートを決して
同級生には明かさず、

高級マンションに住んでいるていにしていたり、
本当はあやとりなどで遊ぶのが好きだけど、
周囲の空気を読んで学校では今どきの遊びをしたり。

二人とも何かと周囲の空気を読むことに苦労しています。

203号室:謎の老婆・吉永緑

203号室にひとりで住む吉永 緑(三田佳子)は
パン屋でパンの耳をタダでもらったり、
自販機の下の小銭を探したり、近所では有名な「お釣り漁りババア」。

お金に困っているような印象を持ちますが、実は実家は大のお金持ち。
お金にはまったく困っていないんです。

自分の部屋では、毎日好きな映画を見まくる生活を送っています。

人からなんと思われようとも、日々の生活を大事にする老婆なんです。

凪にとってのアパート「エレガンスパレス」

これまで周囲の空気を読んでばかりいた凪にとって、
「エレガンスパレス」の住人たちは、
空気を読まなくても付き合うことができる唯一の存在です。

そんな空間は居心地が良いですよね。
 
住人たちもまた凪の性格や人柄に好意を持ち、
交流を続けていきます。
 
たしかにこのアパートは凪にとって居心地は良いんです。
良いんですけど、次第にこのアパートが凪にとって頼るべき存在になってくるんです。
 
要は独り立ちができないんです。
その極みが、凪がゴンにハマっていくことにつながります。
 
その凪の依存を断ち切ろうとして現れるのが、元カレの慎二(高橋一生)なんです。
凪にとっては昔の「空気を読んでいた」自分を思い出させる嫌な存在です。
 
そのため慎二を最初は拒絶します。
 
これは凪が「空気を読んでいた」過去の自分を
拒絶していることを象徴しているのではないでしょうか?
 
凪にとって「過去」はなかったものにしたいんです。
「過去」と「今」、「未来」が分離しているんです。
 
この「過去」と「今」が分離している話は、
以前YouTubeでMr.childrenさんの「Birthday」という作品の解釈を通して
お話させて頂きました。
 
関連動画:「Birthday」歌詞意味解釈。
Mr.childrenさんから学ぶ平凡な日常を特別な日にする意識

 
この動画内では
過去は変えることはできないけれど、過去の捉え方を変えることはできる。
 
とその重要性についてお話をさせて頂きました。
 
自分の人生を歩むうえで、この「過去」の捉え方を変えるのは重要で
凪にとって慎二は思い出したくもない「過去」なんですよね。
 
その「過去」を何もかも捨てて断ち切ろうとしていたのに、
慎二が自分の住むアパートにまで押しかけてきた。
 
そこで凪は「過去」と向き合わざろう得なくなるんです。
 
そしてアパートの住人や慎二、友人の龍子や凪がのちのち働くことになる
スナック「バブル」の人たちとの交流を通して
 
「過去」と向き合うことができるようになった凪。
 
「過去」と「今」をつなぐことができるようになって、
凪は母親にはじめて自分の正直な想いをぶつけることができるようになります。
 
そして、凪が住んでいた「エレガンスパレス」は取り壊されることに。
 
この取り壊しによって、アパートの住人はバラバラになるのですが、
彼らもまた凪との出会いによって、自分と向き合うことができ、
自立を果たすことができるようになったことを表しているのではないでしょうか。
 
特に「過去」と向き合う点でいえば、
203号室に住んでいた謎の老婆・緑の行動がその象徴となっています。
 

【考察ポイント③】「承認欲求」と「気遣いと気配り」の違い

↑ドラマ「凪のお暇」公式サイトより引用

 
空気を読むことだけを意識して生きてきたこれまでの凪。
その思いの根底には「人から嫌われたくない」という想いがあります。
 

「誰からも認められたい」という心理に潜むもの

 
この「人から嫌われたくない」という心理。
裏を返すと「誰からも認められたい」という承認欲求が見え隠れしています。
 
「誰からも認められない」からこそ、周囲が期待する自分を演じるんですよね。
でも実際は他人はそんなに他人に興味がないんですよね。
 
 
どんなにあなたが誰かに認められたいと思っていても、
そんな想いはまったく相手に伝わらないこともしばしば。
 
 
場合によっては「うざい」とさえ思われてしまいます。
 
で、この「誰からも認められたい」という想いの本質は
先ほどこの記事内でもお話しましたが「自分で自分を認めていない」ことが大きな要因です。
 
自分で自分の存在を肯定できていれば
正直他人がどう思おうと、空気なんて読まないんですよね。
 
自分を丸ごと信頼してあげていいのではないでしょうか?
 
そのためには先ほどもお話させて頂いた通り、自分の人生そのものを肯定するために
自分の「過去」の捉え方を変えて、「過去」と「今」そして「未来」をつなぐ意識が大切です。
 
そして、「すでに自分は世界から承認されている」と認識することも大事。
 
・職業選択の自由はある
・どこに誰と住むかも決めることができる
・何を着るかもある程度は自分で決めることができる
 
などなど。
 
探せば自分は世界からすでに承認されているって事実はゴロゴロ見つかるはずです。
 
 

気配りをすればOK

 
周囲の空気を読む。
そうすれば周囲が自分に期待する行動がとれる
そうすれば、周囲は自分を嫌うことなく、認められる
周囲に認められるという承認欲求を満たすことができる
 
 
「周囲の空気を読む」
 
言い換えれば、周囲から嫌われないように気づかいをするといえるでしょう。
 
気遣いとは「うまくゆく、または失敗しないように、気をつかうこと」。
 
この「気をつかう」って意味が象徴しているように「気遣い」は終わったあとに
どっと疲れるんですよね。
 
自分の「気」を使っているので。
 
だから周囲の空気を読めば読むほど、疲れていき、
凪のように最終的には倒れてしまいます。
 
僕はある方から
「気遣い」ではなく「気配り」こそ大事
とのお話を聴いてそれ以来、「気配り」を意識してきました。
 
「気遣い」と違い「気配り」は文字通り「気」を配っているので、
「気」を使っていないので終わったあとに疲れません。
 
気配りとは「手落ち・失敗のないように、あれこれと気をつけること」。
 
気遣いと非常に似ているのですが、根底にある動機が違います。
 
「気遣い」は周囲の人から自分が嫌われないために取る行動であり、
「気配り」は周囲の人が心地よく行動できるような立ち居振る舞いです。
 
「気づかい」が自分の立場が悪くなることを避けるための「自分本位」の行動であり、
「気配り」は相手が心地よく行動できる「相手本位」の行動です。
 
凪は、以前、会社や母親、彼氏の慎二の前では「気づかい」の行動をとっていました。
しかしアパート「エレガンスパレス」の住人や友人の龍子の前では「気配り」の行動が
自然とできるようになっています。
 

「承認欲求」と「気配り」ができるためには

 

ここまでのお話で、「承認欲求」と「気配り」の重要性に関してはお伝えさせて頂きました。

では、どうすればそういった行動がとれるようになるのか?

それは、「日常生活を丁寧に過ごす」ことを心がけることです。
「気配り」がうまい人という連想で思い出すのが、
今もドイツで活躍を続ける現役のプロサッカー選手の長谷部誠さんです。

長谷部さんは、つねに何事にもとらわれることがないフラットな視点を持つことを
心がけていて、そのために日常を丁寧に過ごすことをかなり意識しています。

関連動画:プロサッカー長谷部誠選手に学ぶ「組織での生き残り方」

フラットな視点を持てないからこそ、周囲の思惑や考えに気兼ねして
気づかいをしてしまうんですよね。

日常生活の過ごし方が大事ってことは、長谷部さんだけではなく
50歳を過ぎてなお現役のプロサッカー選手としてフィールドに立ち続ける三浦知良さんや日本の音楽界を牽引し続けるMr.childrenの桜井和寿さんも共通して持っている考えです。

関連動画:桜井和寿さん&三浦知良選手が持つ共通の意識

話が少し脱線してしまいましたが、要は

日常を丁寧に過ごして、フラットな視点でも持って
自分の人生や物事を肯定し続けることが大事ってことですよね。
 

まとめ:「本当の自分」とは?

↑ドラマ「凪のお暇」公式サイトより引用

 
過去の捉え方を変えることで自分の「過去」と「今」、「未来」がつながっていることを認識して、自分の人生に一体感を持ち、自分の人生そのものを肯定する。
 
自分がすでに世界から認められている。
 
自分を自分で肯定することができれば、誰かに憧れる必要もないんです。
 
憧れはときに危険性を誘発します。
 
何者になるかではなく、何者であるかを考える。
 
「本当の自分」は遠いどこかにいるのではなく、
すでに自分の中にいるんですよね。
 
話がいろいろな方向に広がっていきましたが、

周囲の空気を読むのに疲れてしまった人が自分の人生を見直す、
自分の人生を肯定するキッカケをつかむために学ぶことができるエッセンスが
この「凪のお暇」というドラマには詰め込まれています。
 
ぜひ、興味を持ったらご視聴いただくことをお勧めします。
 
それでは、また!
 
 

コメント

タイトルとURLをコピーしました