鬼束ちひろの歌声は暗闇に差し込む「一筋の光」この腐敗した世界におとされた 「歌の女神」

音楽から学ぶ

どうも、まさひろです!

僕は音楽が好きでほぼ毎日聴いているのですが、
なかでも取り分け好きなアーティストとして

・Mr.children (公式ファンクラブ入会済み)
・宇多田ヒカル さん (ライブ参戦経験あり)
・BUMP OF CHICKEN (激ハマり)
・東京事変   (復活感謝)

※バンドは「さん」づけしていません。

を中心に日々音楽を聴いていました。

このラインナップに最近1人のアーティストが加わりました。
それが今回お話をさせて頂く

鬼束ちひろ さんです。

鬼束ちひろにレッテル貼りをしていた自分を反省

鬼束ちひろさんというと、仲間由紀恵さん、阿部寛さん主演の人気ドラマ「トリック」のテーマ曲「月光」が有名ですよね。

僕はTVドラマも好きで自身のTwitterでも名刺ドラマのドラマ10選に「トリック」を選ばせてもらってます。


そんな好きなTVドラマの主題歌だったので「月光」を歌う鬼束さんのことは当時知っていたんですね。そしてとても印象的な歌だったので、その後発売された鬼束さんの1stアルバム「インソムニア」も購入しています。

しかし、その後。

鬼束さんのアルバムを購入することはなく、月日は流れていきました。

そして、再び彼女の存在を僕が認識したのが、奇抜なファッションに身を包んで登場したニコ生でした。

濃いメイクと腕にタトゥーが入った鬼束さんの姿は衝撃的でした。
番組内での発言自体は面白かったのですが、「月光」で人気になった以前の鬼束さんの姿が頭の片隅にあったのでその変わりようは凄まじかったです。

そして僕のなかでは、鬼束さんが「歌手」ではなく、ちょっと変わった「面白い人」という認識になっていきました。

もう以前の鬼束さんの姿は観れないのだなと少し悲しくなりつつも、「これはこれで彼女の人生だからとやかくいう必要はない」と。

世間もそんな鬼束さんの変わりように対して「変わった人」というレッテルを貼り、存在を理解しようとしました。僕もそのレッテルを鵜呑みにしたんです。今考えるとお恥ずかしいですが…。

そして鬼束さんの音楽を聴かないまま、さらに月日は経っていきます。

鬼束ちひろの「私とワルツを」を聴いて凄さを認識

2020年Mr.childrenの音楽を好きになったことをキッカケに、よりアーティストの作り出す世界観に興味を頂くようになり、さまざまなアーティストの作品を聴くようになりました。

そして2021年7月。
再び鬼束さんの音楽と再会することになります。

キッカケはある日ふと鬼束ちひろさんの「私とワルツを」という作品を聴いたことでした。

作品のなかで広がる世界観と言葉のセレクト、そしてピアノの音に乗せて心に響く鬼束さんの唯一無二の歌声。

衝撃的でした。

これをキッカケに鬼束さんのオリジナルアルバムを自身が過去に購入した1stアルバム「インソムニア」から順番に聴き始めるようになりました。

鬼束ちひろ 1stアルバム「インソムニア」

1stアルバムにも関わらず150万枚のミリオンセールスを記録した「インソムニア」

2001年発売からもう20年以上経っていますが、収録曲のどれもが色あせることなく今でも充分に聴きごたえがある作品ばかりです。

鬼束さんの代表曲「月光」をはじめ、「シャイン」「Cage」「眩暈」などを収録。

アルバムを通して、生きる苦しさや戸惑いが音楽で表現されているのが印象的でした。でもその苦しさや戸惑いと同時に生きることへの肯定をも歌いあげおり、1stアルバムにして他のアーティストには真似ができない鬼束ちひろさんの世界観が詰まった作品です。

鬼束ちひろ 2ndアルバム「This Armor」

 

2ndアルバム「This Armor」はアルバムタイトルの「Armor」=「鎧」を示していて、その自分が身に着けている「鎧」が他者との意思疎通を邪魔しているようなイメージを作品全体から受け取りました。

「鎧」が示しているのは、個々の人間が生きるうえで身に着けた価値観でしょうか。

そして、そんな「鎧」をお互いに身に着けながらも分かり合おうと試みるも結局、他者を求めるも分かり合えない苦しさを感じます。

でもそれだけで終わらないのが、このアルバムの特徴でそうした暗闇の状況のなかでも傷つきながら自分の中で光を見つけ歩み続ける生き様がイメージされます。

鬼束ちひろ 3rdアルバム「Suger High」

3rdアルバム「Suger High」も名曲ぞろいで聴きごたえ充分です。

「NOT YOUR GOD」「Tiger in my Love」「Castle・imitation」ほか収録。

個人的には「Tiger in my Love」がお気に入りです。鬼束さんの作品のなかでも僕がかなり頻繁にリピートしている作品で、いつか鬼束さんのライブに行ったら生でこの「Tiger in my Love」を聴きたいと思っています。

生きていくうえで抱える漠然とした不安を言葉に表して、歌で代弁してくれており聴いた後に何か救われる

そんな感想を抱かせてくれるアルバムです。

鬼束ちひろ 4thアルバム「LAS VEGAS」

人とのつながりを求めるも、安易な救いは提示されていない。けれど傷つきながらも気高く生きる人の姿を作品全体から感じたのが4thアルバム「LAS VEGAS」

「僕等 バラ色の日々」「A Horse and A Queen」「Angelina」「everyhome」
などが収録されています。

鬼束ちひろ 5thアルバム「DOROTHY」

これまでのアルバムの世界観を継承しつつこれまでとは違う曲調の作品が混じるチャレンジを感じた5thアルバム 「DOROTHY」

出口を探し求めてさまようも、生きている限り出口(ゴール)はないってことを気づかせてくれます。

1stアルバム「インソムニア」に収録された曲たち同様に、鬼束さんの世界観を体現しライブのステージ上で披露されて聴衆の印象に残り続ける「陽炎」「ストーリーテラー」「ラストメロディー」「蛍」などの名曲たちが収録されていることも大きな特徴です。

鬼束ちひろ 6thアルバム「剣と楓」

これまでのアルバムタイトルから一遍してタイトルに漢字が使われた
6thアルバム 「剣と楓」

しかし、このタイトルイメージとは逆にすべて英語で歌っている作品も収録されているのが特徴的。

「青い鳥」「IRIS」「罪の向こう 銀の幕」「琥珀の雪」ほか収録。

アルバムジャケットに映る鬼束さんの姿もこれまでとは雰囲気が変わり、何かと戦っている強気な姿に。

現実の世界から離れた幻影的な世界観がこれまでよりもより強く印象に残っています。弱い存在の自分を突きつけられつつも前に進もうとする意志を作品全体を通して感じました。

鬼束ちひろ 7thアルバム「syndrome」

前作「剣と楓」の発売が2011年4月。それから6年後の2017年2月に発売されたのが
この7thアルバム「syndrome」

この間に、鬼束さんは洋楽カバーアルバム「FAMOUS MICROPHONE」や自身初のバンドとなる“鬼束ちひろ & BILLYS SANDWITCHES”名義で「TRICKY SISTERS MAGIC BURGER」を発表。

以前の姿とは大きく違い奇抜なファッションと濃いメイク、腕にタトゥーが入った鬼束さんの姿だけが注目を集めて話題になっていましたが、この時期に新たなチャレンジを行っていたんですね。

そうしたチャンレジを行っていたことを知らずに、鬼束さんの以前とは違う見た目だけを観ていた過去の自分を反省しています。

そうしたチャレンジの経験を経て、完成したのがこの「syndrome」というアルバム。

あなたと私の歩む人生は残念ながら違う。だから他人にすがらず自分の足で歩みを進める主人公の姿がイメージに浮かびました。

「good by my love」で始まり、同じ「good by my love」のアコースティックバージョンでアルバムが終わるのが特徴的。このアルバムの構成自体が人の出会いと別れを象徴していると僕は考えています。

「good by my love」「悲しみの気球」「火の鳥」「good by my love(acoustic version)」ほか収録。

鬼束ちひろ 8thアルバム「HYSTERIA」

時の流れの中で、もとの場所に戻ることはできず前に進むしかない。未来に向かう「旅立ち」を感じさせてくれる1枚がこの8thアルバム「HYSTERIA」です。

作品のなかで、良いことも悪いことも、そして弱い自分もすべてひっくるめて自分の人生を歩む姿に勇気づけられます。

「フェアリーテイル」「「蒼い春」」「ネオンテトラの麻疹たち」「End of the world」ほか収録。

鬼束ちひろ LIVEアルバム「Tiny Screams」

「圧巻」という言葉がふさわしいLIVEアルバムです。

ライブ会場にいるような雰囲気を味わいつつ、鬼束さんの歌声が日々の生活で疲れた心を浄化してくれます。

これから鬼束さんの作品を本格的に聴きたいという人に真っ先におススメしたいアルバムです。言葉だけでは伝わりづらい歌手・鬼束ちひろの凄さをあなたの細胞レベルにまで浸透させてくれます。

鬼束ちひろはこの腐敗した世界におとされた 「歌の女神」

ここまで人間が抱える生きる苦悩に正面から向き合い言葉にして、僕らの耳を経由して心に届けてくれるアーティストはいないです。

繊細な言葉の選び方、鬼気迫るような歌声とLIVEでのパフォーマンス。
ときとして他者から誤解を受け、偏見にさらされツライ想いを乗り越えて今も歌い続けてくれる鬼束ちひろさん。

アーティストとして、彼女のこれまでの歩みは決して順風満帆ではなかったと思いますが、今もこうして歌い続けていてくれる事に感謝の念しかありません。

鬼束さんと同時代に生きる人間として、彼女の歌声を知らないで生きるのはあまりにももったいなさすぎます。

心の闇を歌いつつも、その闇の中に差し込む一筋の光も表現してれる。だからこそ鬼束さんの作品を聴き終えたときに、心が浄化されたような気分になるのでしょう。

それでは、また!

 

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